DESIGNER

Thau & Kallio

ヤコブ・タウとサミ・カリオは、モノづくりの際、素材と手法にフォーカスします。彼らは木材と手工芸のクラフトマンシップにとても親近感を持ち、あらゆるデザインにこの要素を取り入れています。彼らは共に、古典的な技術を新しい表現に応用することで、北欧の物語を活性化させることを目指しています。サミ・カリオはフィンランド出身で、スウェーデンで育ち、ヨーテボリ・スクール・オブ・デザイン＆クラフツでデザインの修士号を取得しました。家具職人としての訓練を受け、木に対する深い理解と職人としての高度な技術を、現代の製造手法に融合させています。そうすることで、過去のクラシックなコンセプトを現代的な文脈で再構築しているのです。ヤコブ・タウはスウェーデンで生まれ、デンマークで育ちました。家具職人としての訓練も受け、デンマーク王立芸術アカデミー・デザイン科で修士号を取得しました。木工を中心とした伝統的な技術の宝庫で、誰もが共感し、共に暮らし、愛着を持つことができるデザインを追求し、常に新素材を探求しています。このコラボレーションから生まれたのが、古い魂が宿った新しいチェア、ベティです。1857年に建てられたコペンハーゲンのベティ・ナンセン劇場にちなんで名付けられたこのチェアは、劇場の壁を越えて、どんな空間でも快適に座れるという二人のこだわりが活かされています。